(例)DayOneとカレンダーAppで、フィードバック分析を準備する
1つの例として、DayOneというジャーナリングアプリと、Apple純正のカレンダーアプリを使う例を示します。あなたの好きなものを使ってください!
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今回は、私の例を説明します。私のフィードバック分析のツールは、
フィードバック分析のためのメモ: DayOne (ジャーナリングアプリ)
リマインダー: Appleの純正カレンダー
を選びました。
⚠️ 注意点
この記事で説明するのは、あくまでも例です。
デジタルツールを使う場合、必ず
今まで使っていた道具(Word、Excelでもいい)
最低でも一年後も使っているだろうアプリ
を基準に選んでください。新しくアプリを導入するのは避けるべきです。また、新しく別の習慣(日記など)をセットで身につけようとするのは、失敗確率を高める原因になります。
詳しくは、以下の記事をどうぞ。
選んだ基準
DayOneをメモに選んだ理由は、「ずっと使っていて」「今後も使い続ける」からです。
私の場合、DayOneの利用開始は、2012年8月19日でした。気づけば10年以上です(自分でも驚き)。かなり丁寧に日記をつけ始めたのは、2017年7月です。その後、日記をつけ続けています。
ポイントは、「どんなアプリでも構わない」ことです。あるいは、ファイルでも良いです。テキストファイルでも良いですし、ワードファイル、エクセルファイルでも良いです。
あとで説明しますが、保管場所については、カレンダーにメモしておけば良いです。クリックだけで起動できるような機能などなくて構いません。いわゆる「アナログ」的な工夫や、バカみたいなシンプルな工夫で解決すれば良いですし、そうすべきです。
リマインダーに、Apple純正のカレンダーアプリを選んだのは、これも普段使いしていることが理由です。Appleのカレンダー(iCal)は、家族の予定共有でも利用しています。いつがお弁当が必要なのか、行事は何か、出張の予定、帰宅が遅くなる予定などを共有しています。
今後も、ずっと利用するでしょう。ですので、Appleのカレンダーにしました。
一方で、私は、なんちゃってGTDを「Appleのリマインダー」というアプリで実行しています。このリマインダーAppを使っても良いですが、もしかしたら、今後、別のアプリに乗り換えるかもしれません(なさそうですが)。
カレンダーの方が安心なので、リマインダーAppではなく、カレンダーを選んでいます。
DayOneのセットアップ
以下の通りです。
新しいジャーナルを追加で「フィードバック分析」を作る
Index日記を入れて「固定」する
(1) フィードバック分析用のジャーナルを作る
(2) インデックスを作る
日記を1つ追加します。タイトルを「フィードバック分析」とします。そして、固定を実行します。すると、常に日記の最上位に、このインデックス日記が固定されます。
記入の作業手順
何か新しいことを始めるとなったら、すぐ記入する(日記として)
Index日記ページに、リンクを作る
カレンダーアプリに、URLスキーマを貼り付ける
(1) 記入
DayOneの「フィードバック分析ジャーナル」を開いて、日記を追加します。必要な項目を書き込みます。私の場合、テンプレート機能を活用して、書くべきことを簡単に入力できるようにしています。
※ 詳細は、次の記事で
(2) Index日記にリンクを貼る
日記を副クリックして、シェアから「エントリーURLをコピーする」とします。特殊なリンクが得られるので、これをINDEX日記で、使います。
(3) カレンダーにリマインダーを設定
先のエントリーURLを振り返り日時に追加すると便利です。クリックするだけで、すぐに目的の日記が起動できます。
振り返りの手順
リマインダー(私の場合は、カレンダー)の通知が来たら、振り返りを開始します。すぐにできない場合は、ToDoリストなどに登録して、忘れないようにすると良いでしょう。
※ 振り返り方は、次の記事で
DayOneの便利な機能
テンプレート機能が使えます。フィードバック分析に書くべきことを、テンプレートで登録し、さらにジャーナルのデフォルトテンプレートにすると、自動で挿入されます。
他にも自分の強み分析用のテンプレートを作ったりすると便利です。
EL2ELと、探求型で取り組もう!
成果を求めたくなる時ほど、一歩引いて、足元を見て行動することが大切です。成果を求めすぎると、私たちは、「短絡的な学習」をしてしまいます。効率化しようとして、学習とは真逆のことをします。そして、結果として成果を得られません。
こんな時に役立つのが、EL2ELという考え方です。
EL2ELとは、Enhanced Learning to Enjoy Learning のことで「学ぶことをもっと楽しむために、学ぶ力を高める」という考え方です。
学ぶこと自体を楽しみましょう。新しい発見、小さな実験、新しい機能を見つけて工夫。カレンダーの入れ方のショートカットを探すなどして、少しの成長を喜びましょう!
学び方に注意を向けましょう。今、あなたはどんな考え、意識で学んでいますか?どう学んでいますか?短絡的になっていませんか?自分を見つめてみましょう。そこから、学ぶ力が高まっていきます(メタ認知)。
学ぶ力を高めるためには、「実験意識」が大切です。フィードバック分析のためのメモ、リマインダーの方法を、楽しんで探求してください!
参考になれば幸いです!