なんとなく始めたが・・・
昨年、なんとなくKAMEDEMY(カメデミー)と名付けて、私が「これは知っておいた方がいい、これはシェアしたい」と思う知識、視点、考え方、姿勢などを発信してきました。
例えば、OpenAIが、大規模言語モデル(LLM)を一般向けに「Chat形式」で使えるようにし、公開された後は、ChatGPTの裏側や、使う上での考え方をお伝えしてきました。その後も、あれこれ記事にしてきました。
他にも、ランチャレと名付けた「長期フィードバック分析を習慣にする」定期イベントも開催してきました。
しかし、いまいち「焦点が定まらない」と感じていました。
Teal組織の問いで、内面を深掘りする
改めて、個人のミッションを見直し、「結果は後からついてくる」と信じた時、自分は何がしたいのか?と問うてみました。あるいは、こんな問いを持ちました。
「もし、世界が自分を通じて実現したいと
思っているものがあるとしたら、それは何か?」
— Teal組織の問い
答えは、とても明白でした。
私は、大学院生の時、大学で研究員をしている時、いわゆる「人工知能」分野の研究を行っていました。人間、生物、集団が発揮する知性をコンピューターに持たせる研究だったのですが、その研究を通じて、
「人の学習能力、人の推論飛躍能力」に驚愕していました。
そして、「ほとんどの教育は、人本来の可能性を引き出すどころか、抑制している」と感じるようになり、教育に興味を持ち、独自に調査、研究を始めました。
その後、大学を辞め、ソフトウェア企業を立ち上げ、譲渡し、toiee Lab というラーニングを研究し、その結果を提供する会社を立ち上げました。
このようなプロセスの中で、私が心惹かれ、心躍る「個人的ミッション」に出会いました。それは、
「人本来の学習、推論能力を発揮するラーニングを研究し、それを広げることを通じて、人類の前進、より良い社会の実現に貢献しているという自負を持って働くこと」
です。
このことを思い出し、KAMEDEMYのあり方を考え直しました。
ラーニングを先生向けだけでなく、個人のために
私は、toiee Lab を立ち上げ、
ラーニングファシリテーション
ラーニングデザイン
チーム学習、ワークショップ主体の教育
場を見て、場を活性化させる
などのメソッドを通じて、学習を促進する枠組みと、その理論をさまざまな教育に展開できるような理論化、体系化を進めてきました。
実際、IT教育から、写真・動画のようなアート要素の教育、さらにはプログラミング、コンセプト作り、マーケティング、マネジメント、リーダーシップなど、多様な分野の教育や研修を、同じ視点、同じ考え方、同じ設計指針で構築できるようになりました。
これらは、toiee Lab として広げているところです。
一方で、この「ラーニング理論、ラーニングファシリテーション、ラーニングデザイン」は、個人が自分のために使っても、非常に効果的であると実感していました。
例えば、長年できていなかった「ダイエット」に対して、ダイエットを分析し、核となる重要な要素を見出し、必要な行動を見極め、その行動を実行する枠組みを設計することで、生まれて初めて(笑)、ダイエットできました。半年で10kgほど痩せるだけでなく、運動習慣も着きました。
同様に、長年、挫折し続けたGetting Things Done という仕事術も、自分のためにラーニングをデザインし、実行した結果、あっさりできるようになりました。
このような個人的な経験から、KAMEDEMYでやりたいことは、いわば
セルフ・ラーニング・デザインを伝える
セルフ・ラーニング・ファシリテーションを伝える
学ぶ力を高めることになる知識、視点、具体事例を伝える
ことだと認識しました。
図にすると、以下の通りです。
今後のKAMEDEMYのコンテンツ
もっと、パワフルに、全開で、提供していきます。私が興味、関心を持つものは、基本的に「学ぶ力を高める」ことにつながるものばかりです。
KAMEDEMYというレンズを通じて、さまざまなことを提供したいと考えています。
図の下にある「コーヒー」という無関係そうなものでも、ラーニングの大きなヒントになり得ます。
まとめ
人によっては、「前と変わらないよ」と思う方もいると思います。私の中では、焦点がはっきりした!という実感があります。次々とエネルギーと、アイデアが湧いてくる実感があります。
忙しい日常の中でも、あなたが少しでも成長し、それを実感できるようなコンテンツをお届けしたいと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。
追伸:
Aboutページも書き直しました。ご覧ください。