KAMEDEMYとは?

KAMEDEMYとは、あなたの「独学する力」「学ぶ力」を高めるためのメディアです。

その基本アプローチは、 「学ぶこと自体を楽しみ、もっと学ぶこと楽しむために、学ぶ力を高め続ける」 という方法です。

このアプローチを取ることで、結果として得たい成果、成績、習得、レベルアップを早く、効率よく、素早く、そして「楽しく」得られます。

なぜならば・・・

(1) 内発的動機付けが生まれる

誰かに褒められる、点数が出る、順位が上がるなどを励みに勉強する状態を「外発的動機付け」と言います。この状態は、思うように、点数が出なかったり、順位が上がらなかった時、モチベーションが下がって、学習の継続が難しくなります。

一方で、学ぶこと自体が楽しい状態を内発的動機付けと言います。学ぶこと自体から、報酬が発生するので、外面的な成績に表れていなくても、点数が伸びていなくても、学び続けることができます。

多くの人が知りませんが、成長曲線という有名な概念があります。私たちの脳のネットワークの成長は、この成長曲線に従うことが知られています。能力は、10勉強したら、10上がるわけではありません(これを線形と言います)。

以下のような不規則な形をするものです。

このような曲線の中で、外発的動機付けに頼る学習は、失敗しやすいです。もしくは、イヤイヤでも勉強するような強制力を作ることになり、結局は長続きません。その結果、長期的に見ると、到達レベルは低くなります。

(2) 記憶力が高まる

内発的動機付けに後押しされて、学ぶことを楽しんでいる時、報酬は「気づき、発見、自分なりの小さな学び」です。これらは、アハ体験を伴います。アハとは「あ、そうか、なるほど!」という状況で、脳全体が活性化し、新しいネットワークを構築することを促す状態です。

アハ体験は、喜びでもあります。そして、この感情的要素は、記憶に大きく影響します。

近年、記憶の研究が積み上がり、メタ分析され、「想起、間隔(分散)、多様、省察・・・」などが有効だとされています。これは正しいですが、あくまでも1側面でしかありません。これらは、比較実験が可能なものに対しての見解であり、人の多様な記憶を全てカバーしているわけではありません。

楽しい!!という感情が伴う学習に、記憶の研究を組み合わせれば、もっと記憶を高めることができます。

また、学ぶ力を高めるアプローチとして「全方位型学習」や「クエスチョンドリブン」を問い入れれば、幅広い知識が手にいはいり、それが、新しいものを記憶することを役立ててくれます。

(3) より深い理解や、新しい発見に繋がり、いつかは独自のものを生み出せる

学ぶことを楽しむということは、「自発的に」学ぶことが基本です。人は誰しも、好奇心や探究心を持っています。これらを大いに発揮し、「なぜ?」「どうして?」「もし・・・だとしたら?」「他にも・・・なのに、なぜ?」と、問いを発し、その答えを求めて学ぶことで、教えられたこと以上を学ぶことになります。

また、教えられることを待たずして、どんどん学びを深めていくことができます。常に、自分で、調べ、考え、新しい発見として、既存の知識を手にいれる姿勢を持つからゆえに、「ある時、人類として初めての発見」に出会うことが可能です。

イノベーションが求められたり、複雑な問題を解決する今までにないアプローチを見つける人材を育成するなら、教えられたことを忠実に守るのではなく、教えられていないことを勝手に学ぶ人材育成が必要です。

EL2ELのアプローチは、まさに、今求めれれている人材を育成するアプローチと言えます。

(4) 失敗を恐れず、失敗すら、継続の意欲にできる

学ぶことを楽しむには、例えば「学習領域」と「パフォーマンス領域」を分けるというアイデアがあります。

学習領域とは、本番そっくりの社内の練習会などをセッティングし、その練習会の目的を「失敗をするぐらいチャレンジすること」「積極的に試行錯誤すること」「フィードバックをもらうこと」と明確に設定することです。

すると、練習会ではパフォーマンスを出そうとするのではなく、「学ぶこと」「失敗すること」が目的になります。

このような状況を作ってあげると、「失敗が発見」となり、失敗したことが、学習を継続する意欲につながります。

独学する場合も、失敗をがっかりすることや、自分がダメだという評価を下すものとして使わず、「次どうしたら良いか?」のアイデアを得た瞬間に使えれば、学ぶことをもっと楽しみ、成長し続けることができます。

(5) 人本来の学ぶリズムを作ることができる

「楽しい」という感情は、脳の高度な処理、非言語な処理によって計算された「サイン」と捉えることもできます。

私たちが興味、関心を持ち、好奇心をくすぐられるものや、気になるものは、何かにつながっていることが多々あります。将来、点と点を結び未知の線を生み出すかも知れません。

これらは、論理的に考えても、見つかるものではありません。論理的に考えて出てくるなら、おそらく誰もが発見し、既に世の中にあるはずです。

私たちは、「学ぶことを楽しむ」を目的にして、さまざまなことを同時並行に学び、組み合わせていることで、学習します。これは、私たち人間の本来の学習です。

人工知能にはできない学び方こそ、私たちがすべきことです。

人工知能が私たちの思考を手助けしてくる時代になった現在、私たちがすべきことは、「新しい組み合わせの可能性を見つけること」と、それをその可能性を具体化したり、検討するための思考の手伝いをさせるために、「人工知能にインプット(プロンプト)」するのが人の役割です。

人工知能時代にこそ、EL2ELという学習アプローチが大切になると考えています。

(6) 学習プロセスの調整能力が高まり、メタ認知が高まる

「学ぶことを楽しむ」のは大前提です。その上で、学ぶことを、もっと楽しめるように、高めることも同時に行います。

学ぶ力を高めることで、より高度なものが学べるようになります。より高度なものにチャレンジできることで、学ぶことの楽しさは、もっと高まります。

また、学ぶ力を高めるには、いわゆるメタスキルの学習を行うだけでなく、今自分が、どのように学んでいるかを観察、分析することが必要です。ワンパターンになっていれば、修正したり、学習が失敗するケースの共通点を見出すなどすることで、学習プロセスの調整力が高まります。

また、学習は人間にとっては自然な行動ですし、日々実行している行動です。それを観察することを続ければ、自動的にメタ認知を育むことになります。

(7) あらゆることに、広がり、つながっていく

私たち人間は、「学ぶことが楽しい」動物です。未知のものに出会うことも楽しいと感じる要素でもあります。

このような「学ぶ」という現象は、そこらじゅうに存在しています。

例えば、毎日の家事の皿洗いも、スポンジを吟味して自己分析したり、洗剤を比較したり、用途別に組み合わせるなどすることも楽しさとなります。家事をしながら、学習を実行することで、家事の効率も上がるでしょう。そして、楽しい!となります。

同様に、趣味も増やしたい!と思うかもしれません。そうやって、楽しんでいることで、いろんな分野が繋がり、健康な生活にも繋がり、健全な精神生活にもつながっていきます。


一緒に「学びませんか?」

KAMEDEMYでは、 「学ぶこと自体を楽しみ、もっと学ぶこと楽しむために、学ぶ力を高め続ける」 を実践するコミュニティです。

KAMEDEMYでは、以下のような取り組みを行なっていきます。

  • 学ぶ力を高めるメタスキル : 思考方法、読書方法、メモ、学び方、デジタル全般を底上げする技能

  • 学習自体に関する知識 : 我々がどう学んでいるか、学習がどう起こっているか?そこから、どう自己主導型学習を設計すれば良いか

  • 本質や、分野横断型の視点、知識 : 現代の知識を読み解ける視点、知識、コンセプトなど

  • 具体的なスキル : 私が教えることができる具体的なスキルを EL2EL の方針で学ぶ

  • 仲間との繋がり : 勉強会、読書会、交流会、発表会

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People

Ph.D(情報学(人工知能)で博士号を取得)後、大学で研究者、講師。その後、ソフトウェア会社を起業し譲渡。今は人の学習メカニズムの研究、ラーニングデザイン、ファシリテーションの体系化を行なっていつつ、情報発信。