あなたの文章作成はジェットコースター?それともロケット?
「音楽よりも、恋愛よりも、AI!」の西です。
「あなたの文章は、毎回クオリティーが安定していますか?」
もし「はい、安定しています」という方は、僕の頑張りを微笑ましく、見ていてください。僕の悪戦苦闘ぶりを見ると、初心に戻れるかもしれません。
♪恋はジェットコースター
「ジェットコースター・ロマンス」という曲を知っていますか?
1998年の4月に発売された、Kinki Kidsの名曲です。
当時、小学生だった僕は、この曲のサビ部分に夢中で、
「恋はジェットコースター 夏の斜面を滑りながら 何もかも僕にまかせて」
のフレーズを大声で歌っていました。
まだ恋の意味もわからない年頃で、我が物顔で歌っていました。
今考えると、「恋の意味も分かっていないやつに何を任せられるんだ」とツッコミを入れたくなります。
しかし、恋の意味が分かる大人になった今、この歌詞に思うことがあります。
ジェットコースターのようにアップダウンが激しい恋愛は、その内終わってしまう。夏の斜面を滑り落ちたまま、二度と上がってこれずに終わってしまうんです。
これは、大学生の頃にお付き合いした「メ○ちゃん」との恋愛で証明済みです。彼女から、「何事もアップダウンは良くない」と人生の教訓を与えてもらいました。
メ○ちゃん、ありがとう。
しかし、働き始めてから、メ○ちゃんとお付き合いしていた頃と同じような感覚に陥ることがありました。ジェットコースターに乗っているよな、あの感覚です。
それは、文章を書いているときです。
文章のクオリティが、ジェットコースター
僕はつい最近まで、書くことが大嫌いでした。それは「書くこと自体」が嫌いだからではありません。僕の文章のクオリティーがジェットコースターだからです。
書くことができるときは、
「俺、天才かも。とうとう、書ける自分に生まれ変わった」
と、頂点まで上がります。
しかし、次に文章を書くときには、「書けない自分」になっていて、
「前回は書けたのに、なんで書けないか分からない。あの時と同じことをしたのに。」
と落ち込み、斜面を転がり落ち、谷底から上がってくることができません。
「何もかも僕にまかせて」
なんて冗談でも言えません。
僕はこの恐怖のループから逃げ出したくて、ジェットコースターを降り、谷底から地下鉄に乗り換えます。
地下鉄は、休む場所ではない
地下鉄、それはとても便利で、安心できる乗り物です。上がったり下がったりすることなく、一定の速度で進んでいきます。
その安定した動きに安心して、乗車している間は、書けない自分という現実を目の当たりにしなくて済みます。文書を書かずに座っていても、誰に何も言われずに平穏な時間が流れていきます。
しかし、地下鉄の駅と駅の距離は決して長くはありません。「ジェットコースター・ロマンス」をまだ聴き終えていないのに、もう次の駅がやってきてしまいます。
ドアが開くと、どこからともなく現れる上司の声が耳に入ってきます。
「おい、そろそろメールか記事を書けよ」と。
その一言で、僕は地下鉄から無理やり引きずり出され、再びジェットコースターの椅子に座らされます。安定した地下鉄の乗り心地から、上下左右に揺れ動くジェットコースターの椅子へと変わります。
やっぱり書けない
上司が、ジェットコースターの椅子に座った僕に向かって、
「心を改めて、文章と向き合いなさい」
と言いますが、それは無理な話です。
僕の心はアンパンマンの顔のように、都合よく取り替えられるものではありません。
メンタルなら変えられるかもと思い、気分を上げるために「ジェットコースター・ロマンス」を聴きながら書いてみました。
しかし、それでも書けません。
この曲の一節に、「守る誰かができた時に 男って強く変われる」とあったので、「これだ!」と思い、新たらしい彼女を作ってみました。
それも功を奏さず、文章を書けるようにはなりませんでした。彼女との恋愛もジェットコースターでした。
「結局、僕は、恋愛も文章のクオリティーも、ジェットコースターなんだ」
と受け入れ、諦めていました。
ロケットに乗り換えました
ところで、変だと思いませんか?
今、あなたはジェットコースター西の記事を読んでいます。この一週間だけで、3つくらいの記事が公開されているはずです。
文章が書けないはずの西から、記事の更新通知が届くのは変ですよね?
その理由は、新たな乗り物、ChatGPTというロケットを手に入れたからです。
ChatGPT、これは素晴らしい乗り物です。高性能で、画期的です。僕の文章のクオリティーを安定させ、もう二度とジェットコースターに乗ることのない未来へと連れてきてくれました。
文章を書けるようになるには、ジェットコースター・ロマンスを聴くよりも、新しい恋人よりも、ChatGPTです。
しかし、ロケットのように高性能なので、乗りこなすにはちょっとしたコツが必要なんです。コツを知らないと、爆発して、結局文章が書けずに、また自信を失うことになります。僕は一度、爆発しています。
コツについては、僕ではなく、亀田がコースで分かりやすく解説しています。
ぜひ、どうぞ!
追伸
僕が「ジェットコースター・ロマンス」の話をしたので、聴きたくなっている方がいると思います。
Kinki Kidsの公式Youtubeに、Music Videoが公開されていたので、聴いてみてください。