先日、「Enjoy Writing with ChatGPT」というコースをリリースしました。
「ライティング(書くこと)」のコースをリリースできることに、とてもワクワクしています。なぜなら、これまでリリースしてきた「書くためのコース」と比べると、飛躍的な進歩を遂げた からです。
ちょっと大袈裟に思うかも知れませんが、誇張はしていません。
今日は、「何が飛躍的なのか?」を、建築を例に説明していきます。是非、未来の「ライティング」や「創造性の発揮」の世界について、知ってください。
プロトタイピングの重要性
どんな製品、サービス、作品も「プロトタイピング」を経て、洗練され、世に出ます。プロトタイピングとは、「プロトタイプ(試作品)」の現在進行形(-ing)です。
つまり、「試作し続ける」という意味があります。
ものづくりに携わっている人にとっては、当たり前の概念です。コップ1つとっても、適当に設計して作ったりしません。事前に、いくつかの「試作品」を作って、あれこれ吟味してから、「決定」します。
とはいえ、「試作品を作ること自体が、膨大なコスト」を必要とする世界があります。その1つが「建築」です。そして、意外かも知れませんが「ライティング」も、個人にとっては重すぎる「コスト」を要求します。
しかし、このコストは「テクノロジー」によって、大きく改善されてきました。建築はもちろん、「ライティング」においても、大規模言語モデルを駆使して動く、ChatGPTというテクノロジーによって、大幅にコストを下げてもらえます。
アシスタントが疲弊する「建築」の世界
デジタル革命が到来する前の建築のプロセスは、今では信じられないぐらい「重労働」でした。
まず、アイデアが湧いてきて手書きでデッサンします。その後、大きな紙と大きな定規を使って、製図します。その図面を参考に、
アシスタントが、発泡スチロール、カッターナイフ、テープ、接着剤、厚紙などを使って、模型に していました。
その後、建築家がやってきて「うーん、なるほどなー」「でも、思ってたのと違うな。」と独り言を言いながら(想像ですが)
「こんなふうに、修正してくれる?」
とアシスタントに依頼します。もし締め切りが近い仕事なら、アシスタントは徹夜で、工作道具と格闘し、もう一度模型を仕上げます。
もし、何度も、何度も「模型づくり」を繰り返すと、膨大なコスト、時間、人手がかかります。もし、建築家が一人しかいない事務所なら、工作も建築家本人が行う必要があります。
結果、頭の中であれこれ考え続ける必要があります。とても大変ですよね。
一方で、次々と模型を作りたければ、アシスタントを複数人雇って(多くは、建築家の卵)、彼らに給与を払って、労って、お願いする必要があります。
デジタル・テクノロジーがもたらしたもの
そんな世界を一変させたのが「デジタル・テクノロジー」です。
CAD(Computer Aided Design)というアプリの登場によって、製図がデジタル化しました。この製図データを使って、自動的に「CG」で模型を立体化させることができるようになりました。
その結果、コンピュータの中で自由に「模型を何度も作り直せる」ようになりました。特定の部位の形状を変更したり、微調整することが簡単になりました。変更する度に、CGを再生成するだけで済みました。
さらに、製図データを使って「強度計算」も行えるようになりました。
現在では、VR(仮想現実)などを駆使して、もっとリアルに「設計図から、模型を体験」することができます。また、「3Dプリンタ」などを使って、精巧なミニチュアを作ることもできます。
つまり、デジタル・テクノロジーによって「プロトタイピング」のコストが下がり、性能が上がり、スピードが上がりました。
その結果、建築家はもっと「創造性を発揮すること」にエネルギーを使えるようになりました。
ライティングも「試作品」が必要です
建築と同じく、「ライティング」も試作品が必要です。
書くことに慣れている人は、「箇条書き」で試作品とします。ところが、大抵は「箇条書きで良いと思ったけど、実際に書いてみると、いまいちだった」ことは多々あります。
具体的な文章を載せていくと、「何か足りない」ことに気づいたりします。
足りないものは、ストーリーなのか、表現なのか、細部なのかはわかりません。そこで、ストーリーを変えてみたり、表現を変えてみたり、細部を細かく描いてみたりと、試行錯誤します。
つまり「試作品」をあれこれ作ります。
この作業は、「ライター自身が、ガツガツとキーボードを叩いて」行います。ものすごくエネルギーが消費されます。さらに、「やっぱり違った」と感じた原稿は、削除します。
慣れるまでは、「削除」に躊躇したり、削除したら「がっかりして疲れたり」します。
ちなみに、試作品を作るには、「そこそこの文章力、書くスピード」が必要です。この能力がないと、なかなか良い文章を書くことはできません。また、良いコンセプトも「試作品」の中から生まれてきます。
ということで「良い文章」の鍵は、「試作品」にあると言っても良いです。
試作品のための「革命的なテクノロジー」
試作品を手助けするためのテクノロジーは、大したものはありませんでした。
アウトライン・エディタ(箇条書き)
マインドマップ
カード型の管理システム
など、主に「メモ」の高度版でした。
ところが、大規模言語モデルのChatGPTが登場して、状況が一変しました。
ChatGPTに、「簡単な指示」と「試作品の種である箇条書き」を入れることで、ざーーーっと無難な文章を書いてくれます。その文章を読みながら、「ここを、こんな方向に変えて、もう一度書いて!」とお願いするだけで、また別の試作品を作ってくれます。
つまり「優秀なライター・アシスタントを雇った状態」になります。もちろん、アシスタントが行うことは「文章 = 試作品づくり」です。
私たちがやるべきこと
私たちが行うべきことは、3つです。
独自の見識を持ち、世界を観察すること(日々の習慣にする)
試作品づくりをする
完成品に仕上げる(編集、独自の経験を追加するなど)
実は、「書く技術」は、そこまで難しくありません。誰でも学べます。小さく、少しずつ、日々の業務の中で成長させていけます。
一方で「試作品づくり」は、書けるようになった人でも大変です。実際、私も「大変」でした。この試作品づくりは、ChatGPTが大きく貢献してくれます。いくつもの試作品を作り、方向を探っていくのは、とても楽しい作業です。
そして最後に「仕上げのための編集」作業があります。この作業も楽しいです。あなたらしい表現、リズム、一文などを追加、編集する中で、書く喜びを思い出すことができます。
今までにない「書く講座」で、一緒に学びませんか?
私独自の「ライティング・スキルの階層」や「鍛え方」や「書くプロセス」は、これまで多くの人に喜ばれてきました。一部の人は、「ライターとして仕事ができるほど」になりました。
そんな彼らでも、「日々の試作品づくり」には手を焼いています。それが、ChatGPTの力を手に入れると、状況が一変します。既に、「ある程度、書けている人」にも、とても役立つ講座だと思います。
もちろん、初心者にとっては「ただただ、素晴らしい出来事」です。文章技術を高めるための鍛錬にも、コンセプトを形作る鍛錬にも、ChatGPTは役立ちます。学ぶためのツールとしても、ChatGPTは大活躍します。
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