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toiee Lab 亀田です。
私にとっては、以下のものが全部同じに見えています。
問うこと(疑問文でなくても)
実験する(仮説検証とも言います)
学習(何か新しいことを学ぶ)
変化(変わっていくこと)
行動(具体的に体を動かして、何か形にするなど)
人生(上記を全部ひっくるめたのが人生)
今日は、この「同じ視点」をお伝えしたいと思います。
「関数」と言う視点で、考えてみよう
関数って言われたら、何を思い出しますか?
オフィスで仕事をしているなら、Excelやスプレッドシートの「関数」を思い起こすかもしれません。あるいは、人によっては「数学!?嫌いだわー」となっているかもしれません。
もしかしたら、「フィルター」だったり「写像」が浮かぶかもしれません。ちなみに、カメラの話ではありません。
関数とは何か?難しいですよね、よくわかりません。
私の理解では、ざっくり以下のようなものです。
入力があって出力があるもの。その間には「なんかしらルール」がある です。ここでは、これを関数と定義しましょう。
ポイントは「ここでは・・・と定義する」です。
私たち人間は、言葉を便利に使いますが、お互いに「違うもの」を指していることがあります。「くも」とひらがなで書くと、虫の蜘蛛なのか、空の雲なのか、はたまた久茂さんのことなのか、わかりません。ちなみに、「久茂さん」と言う知り合いはいません。
人間だって関数に見える
とにかくポイントは、入力があって出力があるもの。その間には「なんかしらルール」がある ものを関数と呼ぼうぜってことです。
この関数の定義だと、「ものすごいたくさんのもの」が入ります。
例えば、自動販売機も関数です。入力は、お金を入れてボタンを押す(という情報)。出力は、出てくる商品です。ルールはもちろん存在していますよね。カオスだったら、恐ろしいです。ちなみに、カオスと決まっていれば、一応ルールと認めることもできます。
他にも、「コーヒーと紅茶、どっちが好き?と妻に聞いたら、コーヒーと答える様子」も関数です。
入力は、コーヒーと紅茶。出力はコーヒー。妻の中では、何らかのルールが存在しています。
例えば、
「昔は紅茶が良かったけど、最近は夫(私です)がコーヒーにハマって、とんでもなく美味しいものを飲み始めたらコーヒー好きになってしまったしなー。だから、紅茶ではなくコーヒーにしよう。ただし、家では・・・」
と言うルールが存在します。
言いたいことはシンプルです。
「関数は、めちゃくちゃ、広い言葉」
と言うことです。「もの」とか「道具」とか、そんなレベルの広さです。
一方で、以下のようにもいえます。
視点
つまり、どんなものでも、「ある角度から見る」視点です。どんなものも、「入力と出力とその間のルール」と言う視点で見ているともいえます。
視点だったら、その視点で見て当てはまるものなら、「1つ1つは違っても」、同じものに見えてきます。
これが「視点」です。
問う、実験、学習、行動、変化、人生を同じに見る視点とは?
要するに同じに見えていると言うことは、どこからか見たら「同じ」となる視点があると言うことです。この視点こそが、toiee Lab などで行っていた学習の定義です。
学習とは、 「自分の中にある世界を予測するための模型(メンタルモデル)にないものを取り組んでいる様子」 です。
いやー、意味不明ですよね。
自分で書いてても、伝わらないよなーとは思っています。伝えるためには、まだまだ文章が必要です。
以下のようなことを説明する必要があります。
人間がやっていることを「シンプルに」説明する視点(フィードバック制御視点)
メンタルモデルを使って予想して、行動していると言う視点
メンタルモデルの修正には「外側」が必要と言う視点
変化とはメンタルモデル修正という視点
人生は、ずっとそれの連続
などです。
このWeb寺子屋を通じて、関連することをチョコチョコお伝えしていきます。現代の科学がもたらしてくれた「視点」を通じてみると、2,500年前の孔子の教えの正しさも、改めてはっきりします。
そんなこんなで、中途半端な状態ですが「視点」を意識して、いろんな物事を見てみましょう。すると、面白い発見があると思いますよ!
では、また。