ChatGPTを「デスクトップアプリ化」して、使う方法(無料)
ChatGPTを頻繁に使うようになると、ブラウザの1つのタブで使うよりも、デスクトップアプリかした方が便利です。ここではWebCatalog(無料プランあり)で、実現する方法を説明します。
ここでは「ChatGPT」を、独立したデスクトップ・アプリのようにして使う方法を説明します。
概要
詳しい人は、以下の情報だけで解決できると思います。
WebCatalog をダウンロード・インストールする
WebCatalogを起動し、「Apps」を選ぶ
検索ボックスにて、chatgpt と検索する
ChatGPTをインストールする
あとは、好きなように設定して使う
以下、詳しく説明します。
背景
toiee Lab 社内では、ChatGPTを「あれこれ使って」います。実務にも使っていますが、遊び、モチベーションアップ、実験に使っています。
このように、頻繁に使い始めると、ブラウザの「タブ」の1つとしてChatGPTを使うことに不便を感じてきます。
ここでは、「簡単にデスクトップ・アプリ化」する方法を説明します。Windowsユーザーにも対応です(toiee Labは、全員が Macユーザーです)。
Google Chrome の「ショートカット」は、おすすめしない
Webサービスを「デスクトップアプリ」のように使う方法の1つに、Google Chromeのショートカット機能があります。
使い方は、以下の通りです。
この方法で使ってみましたが、2023年7月4日現在(Google Chromeは最新版)、ストレスフルです。ストレスフルの原因は、
ChatGPTを起動しただけだけど、Google Chromeも起動する
時々、キャンディーマークがくるくる(フリーズ)する
Google Chromeのフリーズが、Notionなどの Electron系のアプリに影響して、重くなる(なぜ?)
いずれ解決されるかもしれませんが、イライラするので、Google Chromeを使う方法は避けたいところです。
そこでおすすめなのが「WebCatalog」です。
WebCatalog とは?
大きく分けて、3つの機能があります。
Webサイトをデスクトップアプリ化
複数のWebサイトをまとめてアプリ化(スペース機能)
カタログ(有名Webサイトが登録された一覧)がある
順に説明します。
(1) Webサイトをデスクトップアプリ化
ズバリ、Webサイトの1つを「デスクトップ・アプリ」に変えるためのものです。仕組みは、特定のサイト専用のブラウザを作るアプリです。
以下のように、ChatGPT専用のブラウザを作成することで、デスクトップアプリのように使えます。
デスクトップ・アプリにすることで、「Cmd + Tab」でウィンドウを切り替えることができます。このちょっとしたことが便利です。コピペ作業などの効率が圧倒的にアップします。
(2) 複数のWebサイトをまとめてアプリ化(スペース機能)
WebCatalogは、「スペース機能」と呼ぶものがあります。これは、複数のアプリをひとまとめにする機能です。
いくつものWebサービスを利用していると、1つ1つデスクトップアプリかすると、今度は、デスクトップアプリが増えすぎて混乱します。
そんな時、複数のWebサイトをまとめて、デスクトップアプリ化できます。
私の場合、上の画像のように、
HelpScout (サポートのためのWebサービス)
Ghost (ブログサービス)
Substack(このSubstack)
Thinkific (オンラインコース)
Mailerlite(メール配信)
Googleドライブ
Medium
Circle.io (コミュニティ)
などを、ひとまとめにして「Works」というアプリ名で登録しています。
(3) 有名なWebサイトが「カタログ化」されている
様々なWebサービスが、事前に「カタログ化」されています。これらのリストの掲載されているアプリなら、設定不要ですぐに使い始めることができます。
もちろん、ご自身のWordPressなど、掲載されていないものでも、「Create Custum App」を使えば、対応できます。
細かい使い方は、あれこれ試してみてください。
価格(費用)について
2023年7月4日現在、上記のような費用になります。無料プランでも、
デスクトップアプリ化 ・・・ 5サイト
スペース ・・・ 2つ(登録できるアプリは2つまで)
となっています。スペースに登録できるアプリが2つなので、スペースをしっかり使いたくなったら、物足りなくなります。その場合は、$50で買い取ると良いです。
なお、Proは、複数のパソコンを使って、それらの設定を共有するなど、Webサービスをフル活用して、複数パソコンを所有して・・・という一部のユーザーのためのものでしょう。普通の人には不要です。
ChatGPTをデスクトップアプリ化するだけの場合、無料で十分です。
ChatGPTをデスクトップアプリ化する
以下、 https://chat.openai.com/ を デスクトップアプリ化する方法を説明します。
(1) WebCatalogをダウンロード
https://webcatalog.io/ にて、ダウンロードし、インストールしてください。
(2) 起動し、ChatGPTを探す
起動したら「Apps」をクリックします。その上で、検索画面を利用して、ChatGPTと検索します。リストの中に、見慣れたChatGPTのアイコンが現れます。上記の画像では、UNINSTALL となっていますが、INSTALL と表示されているはずです。
INSTALLをクリックして、インストールしてください。
(3) ChatGPTアプリを設定する
インストールすると、すぐにChatGPTアプリとして使えるようになります。起動してください。
余計な表示を消すように設定すると使いやすくなります。以下のように、いくつかの項目を「OFF」にしておくと良いです。あとは好みなので、あれこれ試してみてください。
さらに、(Macの場合)Dockに登録するのも便利です。ChatGPTを起動した状態で、副クリックで、Dockに追加します。
まとめ
ChatGPTを、デスクトップ・アプリ化することで、非常に便利に使えます。是非、活用してみてください!
なお、ChatGPT関連の記事も、あれこれ出しています。是非、どうぞ。
ChatGPTを、まだ始めていない人向け
お知り合いで、まだ始めていない方がいたら、ご紹介ください。
大規模言語モデルのイメージを掴む
ChatGPTの裏側の仕組みを、少しで良いので知っておくと、使いこなし方が変わってきます。
ハウツーに頼らない「プロンプト入門」
追記予定です